| 01 | 田鼠化してウズラとなる | 鶉 | 鶉が畑の麦の根元に巣くって、しきりに鳴く晩春の季節を表したことば。 |
| 02 | 常山のダセイ | 蛇勢 | 統一がとれていて、欠陥やすきがまったくないこと。 どこをとっても整然として、うまく組み立てられている文章や態勢のこと。 |
| 03 | 疾風にケイソウを知る | 勁草 | 困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ。 |
| 04 | カンセイ先ず竭く | 甘井 | 甘井の水は利用者が多いので、先にかれる。 才能のある者は、才能を使いきって衰えるのも早いというたとえ。 |
| 05 | 泉石のコウコウ、煙霞の痼疾 | 膏肓 | 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。 |
| 06 | コキンの悲しみ | 鼓琴 | 親友の死に対する悲しみのこと。中国の晋の時代の顧栄が死んだ時に、親友の張翰が葬儀に参列し、顧栄が愛用していた琴を泣きながら弾いて、故人を偲んだという故事から。 |
| 07 | ココの声を上げる | 呱呱 | 赤ん坊が産声をあげる。転じて、子供などが誕生する。 |
| 08 | ケイケイ甕裏の天 | 醯鶏 | かめの中の小虫が、せまいかめの中だけが天地のすべてであると考え、外界を知らないこと。世間を知らないたとえ。 |
| 09 | コウトクに縊る | 溝瀆 | みずから首を締め、みぞに落ちて死ぬ。 つまらない死に方のたとえ。 |
| 10 | ナンカの夢 | 南柯 | はかない夢。 また、栄華のむなしいことのたとえ。槐夢 (かいむ) 。 槐安の夢。 |
