01 | 上古はケツジョウして治まる | 結縄 | 大昔は、縄を結んで伝令とし統治されていた。 |
02 | コンニャクで石垣を築く | 蒟蒻・菎蒻 | 実現不可能なことのたとえ。 |
03 | 諍いとカットウの歴史に終止符を打つ | 葛藤 | 名言の一つか。 |
04 | 十把一カラげ | 絡 | 多彩な種類のものを、区別なくひとまとめで扱うこと。 |
05 | やはり野に置けレンゲ草 | 蓮華 | 自然の中で咲く蓮華草が美しいのと同じように、遊女は色町にいてこそ美しく見えるという意味。 |
06 | 擦ったの、モんだの | 揉 | 互いに意見などが合わなくてもめるさま、ごたつくさまを表わす語。 |
07 | 闇夜のツブテ | 礫 | 暗闇からいきなり飛んで来る小石。 いつどんなめにあうかわからないというたとえ。 |
08 | 大カンは忠に似たり | 姦・奸 | 大悪人は、巧みに自分の本性を包み隠して、主君の気に入るように勤めるから、まるで忠臣のように見える。 |
09 | 芝居は芝居、ショセン影にすぎない | 所詮 | 芝居はフィクションだから、所詮真実を描いたものではない。 |
10 | 下手の横ヤリ | 槍・鎗・鑓 | 当事者よりも劣る第三者が、出しゃばっておせっかいをするいうこと。 |
11 | サギを烏と言いくるめる | 鷺 | 明らかに正しくないのに、ものの道理を強引に言い曲げることのたとえ。 |
12 | 爪で拾ってミで捨てる | 箕 | 細かく爪の先で拾い集めたものを、箕で大量にこぼしてしまうことから、苦労して少しずつ集めたものを、いちどきに使い果たすことをいう。 |
13 | 臥榻の側、他人のカンスイを容れず | 鼾睡 | 「 臥榻」は寝床のことで、一番私的な場所ということから自身の領域のたとえ。 自分の領域を、他人が荒らすことを許さないというときに使うことが多い言葉。 |
14 | 尾にヒレを付ける | 鰭 | 事実でない誇張を交えて話すさまを意味する言い回し。 話に余分なものを付け足すこと。 |
15 | ノミシラミ馬の尿する枕もと | 蚤虱 | ノミやシラミに責められ、 枕元には馬の小便する音が響く、すさまじい一夜だ。奥の細道。 |