01 | ヒイキの引き倒し | 贔屓 | ひいきし過ぎて、かえってその人を不利にすること。 |
02 | カゼンの和は一味に取るにあらず | 嘉膳 | おしいしい料理というのは一品だけををもっていうのではない。 全体の調和がとれてこそ、本当においしいということ。 |
03 | 士別れて三日、まさに カツモクして相待つべし |
刮目 | 努力をしている者は三日もすれば大きく成長しているので、次に会うときには注意して見なければいけないということ。 |
04 | 幕を引け、ドウケ芝居は終わった | 道化 | 人間の生涯は結局一幕の喜劇にすぎないと、フランスの作家ラブレーが臨終の際に口にしたとされる言葉。 |
05 | 人生必ず一チンの極めて快意なることあり | 椿 | 人生において、一度くらいは心を楽しませる、珍しいことがおこるものだ。 |
06 | 朝菌はカイサクを知らず | 晦朔 | 短命であることのたとえ。また、いのちのはかないことのたとえ。朝生えて夕方には枯れてしまうキノコは、ひと月のみそかも、ついたちも知らないという意から。 |
07 | ナベブタと鼈 | 鍋蓋 | 比較するには違いすぎることのたとえ。 鍋の蓋も鼈も形が丸いという点は共通するが、 両者は全く異なったものであることから。 |
08 | アザミの花も一盛り | 薊 | 器量のよくない女性であっても、年頃になるとそれなりの魅力や色気が出るものだというたとえ。 |
09 | 自信は成功の第一のヒケツである | 秘訣 | エマーソンの格言。 成功するための最も大切な秘訣は自分自身で自信をもつこと。 |
10 |
筆は一本なり、箸は二本なり、 シュウカ敵すべからず |
衆寡 | 斎藤緑雨の言葉。文筆家として食べていくことの困難を、ユーモアと諷刺にくるんで表現した。筆一本で稼いで二本の箸を操れるはずもない、はじめから数が違うではないか。 |