01 | インカン遠からず | 殷鑑 | いましめとなる手本は、古いものや遠くのものを捜さなくても、ごく身近にあるということのたとえ。 |
02 | 煩悩はボダイの種 | 菩提 | 悟り(菩提)とそれを妨げる迷い(煩悩)とは、ともに人間の本性の働きであり、煩悩がやがては悟りの縁となること。 |
03 | 在りての厭い、亡くてのシノび | 偲 | 生きている間は悪いところばかり目について疎ましかった人が、いざ亡くなってみると今度は良いところばかり思い出されて、恋しくなるということ。 |
04 |
酒の一杯は健康のため、 三杯はホウジュウため |
放縦 | アナカルシスの言葉。酒を飲むのにいくらでも理由をつけられるということ。言い換えれば、人は理由なくとも酒を飲みたくなるものだということ。 |
05 | 過ちを改むるにヤブサかならず | 吝 | あやまちを改めることにためらってはならない。 |
06 | トウロウ其の臂を怒らして以て車轍に当たる | 蟷螂 | 無謀な譬え。 |
07 | カワウソ多ければ則ち魚擾る | 獺 | かわうそが多ければ、魚は恐れて乱れる。 役人を多くすると、その応対に民衆が苦労するということの喩え。 |
08 | 名をチクハクに垂る | 竹帛 | 名前を歴史上にとどめる。 後世に伝えられるような偉業をなし遂げること。 |
09 | 是非の声は翼無くして飛び、損益の名はスネ無くして走る | 脛・臑・骭 | 出典不明。 |
10 | 知識は、我々が天にヒショウする翼である | 飛翔 | シェイクスピア。大空を自由自在に飛び回る翼のある鳥のように知識を自分のものとすることによって、人間は自由を獲得する。知識は、遠く高くどこまでも人間を連れていく。 |