| 01 | ロクロ首が雪花菜を食う | 轆轤 | のどに詰まりやすいおからを首の長い轆轤首が食う。 すぐ詰まることのたとえにいう。 |
| 02 | ヒニクの嘆 | 髀（脾）肉 | 功名を立てたり手腕を発揮したりする機会のないのを嘆くこと。 |
| 03 | 兄弟、牆にセメげども外其のあなどりを禦ぐ | 鬩 | ふだんは兄弟仲が悪くていさかいが絶えないが、ひとたび外部から侮辱や侵略を受けたときは、心を合わせて戦うことをいう。 |
| 04 | 当てコテなしに左官はできぬ | 鏝 | 「当て鏝」に「当て事」をかけて、鏝がなければ壁塗りの仕事ができないように、当て事（目的）を持たなくては何事もできない。 |
| 05 | トソウの人何ぞ算うるに足らんや | 斗筲 | こせこせした器量の狭い人を喩えた言葉。 人として論ずるに足らない人のこと。 |
| 06 | キュウカツを易う | 裘葛 | 冬と夏を経過する。1年の月日が過ぎる。 |
| 07 | 二卵を以てカンジョウの将を棄つ | 干城 | ささいな過失にこだわり、有能な人物を用いないことのたとえ。 「干城」は、外敵を防ぐ干(たて)と城。 転じて、軍人。 |
| 08 | ウダツが上がらぬ | 梲・卯建 | 世俗的な意味での出世が中々できない。 金銭的に恵まれる状況にならない。 |
| 09 | 明日はエンブの塵ともならばなれ | 閻浮 | 明日はこの広い人間世間の塵となって飛び消えるものなら消えてしまえ。 明日は死んでしまってもかまわない、どうなろうとなるようになれ。 |
| 10 | 騏驥のキョクチョクは駑馬の安歩するに如かず | 跼躅 | すぐれて足の速い馬でもぐずぐずしていれば、つまらない馬が静かに歩き続けるのに及ばない。どんなにすぐれた人でも、なまけていれば、凡庸な人の努力に劣る。 |
