| 01 | ジャコウも嗅げば脳に入る | 麝香 | 貴重なものも用い方によっては害になるというたとえ。 |
| 02 | 疾風にケイソウを知る | 勁草 | 困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ。 |
| 03 | 天下にキキ多くして、民弥貧し | 忌諱 | 世の中に禁令が多くなると、人民はいよいよ貧しくなる。 |
| 04 | 老牛、犢をネブる | 舐 | 親が自身の子を溺愛すること。 「舐」は舐める、「犢」は牛の子のことで、牛が子牛を舐める様子にたとえた言葉。 |
| 05 | ケイリンの一枝、崑山の片玉 | 桂林 | わずかばかりの出世。 また、科挙に合格することのたとえ。 |
| 06 | 大は棟梁と為し、小はスイカクと為なす | 榱桷 | 大きい材はむな木やはりとして用い、小さいのはたる木にする。才能に応じてふさわしい場所に人を登用することのたとえ。 |
| 07 | ヘソが茶を沸かす | 臍 | おかしくてたまらない、また、ばかばかしくてしかたがないたとえ。 |
| 08 | 百舌のハヤニエ | 早（速）贄 | モズ類が捕えた獲物を樹木のとがった枝や有刺鉄線のとげなど鋭利な物に突き刺しておく習性。 |
| 09 | 朝菌は晦朔を知らず、ケイコは春秋を知らず | 蟪蛄 | 「朝菌」は、朝生えて晩には枯れるきのこ。 「晦朔」は、晦日 (みそか) と朔日 (ついたち) 。限られた境遇にある者は、広大な世界を理解できないことのたとえ。 また、寿命の短いこと、はかないことのたとえ。 |
| 10 | 関関たる雎鳩は河の洲に在り、窈窕たる淑女は君子のコウキュウ | 好逑 | 窈窕たる淑女は、ミサゴの妻のように、君子の妻とするに相応しいものだ。 |
