01 | 立てばシャクヤク座れば牡丹歩く姿は百合の花 | 芍薬 | 美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。 |
02 | セッカクの屈するは以て信びんことを求むるなり | 尺蠖 | 大きく発展しようとするならば、時には忍耐して時機を待つことも必要である、ということ。 |
03 | ノミと言えば槌 | 鑿 | 鑿を持ってこいと言われれば、それを使うのに必要な槌も一緒に持ってくる。 万事に気が利くことのたとえ。 |
04 | ショウチ本来定主なし | 勝地 | すばらしい景色にはきまった持ち主などないのであるから、好きなだけ眺めて楽しめばよい。 |
05 | シンルに順う者は帷幕を成す | 針(鍼)縷 | 細かい裁縫も、一針一針手順に沿って頑張っていけば大作品が完成する。何事も地道に行うのが良いというたとえ。 |
06 | 田鼠化してウズラとなる | 鶉 | 鶉が畑の麦の根元に巣くって、しきりに鳴く晩春の季節を表したことば。 |
07 | スウジョウに詢る | 蒭蕘 | 草刈りや木こりのような身分の低い者にも、広く意見を聞いて参考にすること。 |
08 | キュウサクの六馬を馭するが如し | 朽索 | 腐った縄で六頭の馬を操るように、非常に困難で危険なことのたとえ。 |
09 | 豆腐にカスガイ | 鎹 | 全く手ごたえがなく、ききめがないことのたとえ。 |
10 | 白頭新の如く、ケイガイ故の如し | 傾蓋 | 交友の深さは付き合った年月の長さによらず、互いの心を知る深さによるたとえ。 |