01 | クンシュ山門に入るを許さず | 葷酒 | 強い香りの野菜と酒は禅僧の修行の心を乱すもとになるから、寺の境内に持ちこんではならぬことを戒めた言葉。 |
02 | 泥棒を捕らえて縄をナう | 綯 | 事が起きてから慌てて準備を始めることのたとえ。 |
03 | 雪の果てはネハンまで | 涅槃 | 冬の寒さも涅槃会が来ると終わるということ。 |
04 | 性は猶キリュウのごとし | 杞柳 | 人間の本性は、曲げて器にできるコリヤナギのようなもので、善にも悪にもなり得るということ。 |
05 | クンユウは器を同じくせず | 薫蕕 | 善人と悪人、また、君子と小人とは、同じ場所にいることができないということのたとえ。香りのよい草と悪臭のする草は、同じうつわには入れない。 |
06 | 大功を天下に建つる者は必ず ケイモンを内に修む |
閨門 | 意味大きなことを成し遂げるためには、 まず身近な家庭内をきちんとおさめることが大切でる。 |
07 | 老いてトフの功を知る | 妬婦 | 年をとってから嫉妬深い妻のありがたみを知るということわざ。 |
08 | 君子はオクロウに愧じず | 屋漏 | 人の見ていない所でも恥ずかしい行いをしない。 |
09 | カツモクして相待つべし | 刮目 | 相手がどれくらい変化したかよく見ようと、待ちかまえること。 |
10 | リョウチュウ葵菜に徙るを知らず | 蓼虫 | 蓼虫は手近に葵(あおい)という甘菜があっても移らない。 人の好みは変えられないことの喩え。 |