01 | スイキョウして天下治まる | 垂拱 | 君主が取り立てて策を施すことなく、人々のなすがままにしておいても天下がよく治まることで、周の武王の治世を言った言葉で、古代中国の政治の理想的な状態である。 |
02 | ハンカン苦肉の策 | 反間 | 自分を犠牲にして相手を欺き、敵どうしの仲をさくような計略。 |
03 | 捨てバシを突く | 嘴・觜 | 追いつめられると弱い鳥でも反撃すること。 |
04 | シュヒ終に外に向かって曲げず | 手臂 | 正しい道理は、曲げられることがない |
05 | キケンを被って稚児を威す | 鬼臉 | 地位、勢力をたのんで人をおどすたとえ。 また、虚勢をはって後進の者をおどすたとえ。 |
06 | ウジムシも一代 | 蛆虫 | どのような暮らしをしても、一生は一生であるということ。 |
07 | 若し薬 メイゲンせずんば、そのやまい癒えず | 瞑眩 | もし薬を飲んでも、目まいがするほどの反応がなければその病気は治らない。忠言・忠告をするにしてもそれによって相手がはげしい反応を起こすほどのものでなければ、その非は直らないものだ。 |
08 | ケラ腹立つれば鶫喜ぶ | 螻蛄 | 鶫を捕らえるのに螻蛄をえさにするところから、一方が怒れば他方が喜ぶ。 両者の利害が相反することのたとえ。 |
09 | シュクスイの歓 | 菽水 | 貧しい生活をしながらも、親に孝養を尽くして喜ばせること。 |
10 | カイランを 既倒に反す | 回(廻)瀾 | うずまく大波をささえてもとに押し返すの意から、勢力のおとろえたのを挽回する。 |