01 | 商いは牛のヨダレ | 涎 | 商売は、細く長く垂れる牛のよだれのように、気長に辛抱強く続けることが大切である。 |
02 | キンユ瑕を匿す | 瑾瑜 | すぐれた才のある立派な人物でも小さな弱点くらいあるもので、大した問題にはならないということのたとえ。 |
03 | 海はスイロウを譲らず、以って其の大を成す | 水潦 | 海はほんの水たまり程度のわずかの水でも、拒まず集めるものである。転じて小さなものといえども、すべてを吸収して大成する。 |
04 | 口でケナして心で褒める | 貶 | 口先では悪く言いながら、心のなかでは褒めそやすことをいう。自分を深い愛情をもって見守ってくれている証拠で、世間の人は心のなかでは軽蔑しながら、口先では褒めるのが常である。 |
05 | フユウの一期 | 蜉蝣 | 人生の短くはかないことのたとえ。 |
06 | 好きの道にはコモ被る | 薦・菰 | 好きなことをしているうちは、痩せるほどの苦労も気にならないということ。 |
07 | ケイショウは歳寒に彰れ貞臣国危に見る | 勁松 | 風霜にあっても変わらない松の強さは寒い冬にあらわれ、忠臣は国が危うくなった時にあらわれる。 |
08 | リンゲン汗の如し | 綸言 | 皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができない。 |
09 | 因果がツクバう | 蹲 | 不運が待ちかまえていること。 運の尽き。 |
10 | 善言はフハクよりも暖かなり | 布帛 | ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。言葉の大切さを言った言葉。 |