01 | イツボウ相挿む | 鷸蚌 | 両者が争っているのにつけ込んで、第三者が利益を横取りすることのたとえ。漁夫の利。 |
02 | 鼻中の白毛はエンオウの使い | 閻王 | 白い鼻毛が見つかったら残りの命もあとわずか。 白髪は冥土の使い。 |
03 | テイヨウ籬に触る | 羝羊 | 見さかいなく突進して、うまくいかずに進退きわまることのたとえ。雄のヒツジがまがきに突っこんで、角が引っかかって動けなくなるという意から。 |
04 | 切なくなればウズラも木へ登る | 鶉 | 苦しくなって、切羽詰まれば普通ではできないこともするたとえ。 |
05 | セイヨウも垂棘を穢す能わず | 青蠅 | よこしまな論で正しい道理を曲げることができないというたとえ。 |
06 | ソウユ且に迫らんとす | 桑楡 | 死期が近づき迫ること。 桑楡は、夕日が樹上にかかっていること、転じて暮れ方、夕日、晩年、老年などの意。 |
07 | テイワの内、蛟竜を生ぜず | 蹄窪 | 牛馬の蹄跡の窪んだ所には蛟龍は生じない。 小さな土地には大人物は出ないたとえ。 |
08 | 三人寄ればクガイ | 公界 | 三人いる場所では言ったりしたりしたことを秘密にしておくのは難しいことのたとえ。 |
09 | 老いてトフの功を知る | 妬婦 | 年をとってから嫉妬深い妻のありがたみを知るということわざ。 |
10 | 天下の至柔は、天下の至堅をチテイす | 馳騁 | この世の中で最も柔らかいものである水は、この世の中で最も堅い(金石)ものを思いのままに動かしている。 |