| 01 | 羹に懲りてナマスを吹く | 膾・鱠 | 一度の失敗にこりて、必要以上の用心をするたとえ。 |
| 02 | クンシュ山門に入るを許さず | 葷酒 | 強い香りの野菜と酒は禅僧の修行の心を乱すもとになるから、寺の境内に持ちこんではならぬことを戒めた言葉。 |
| 03 | イヒンの器 | 渭浜 | (渭水のほとりで釣りをしていた太公望が、周の文王に見出されて、将相となったという故事から) 将相となるべき大人物をいう。 |
| 04 | 志合えば胡越もコンテイたり | 昆弟 | 志が合えば、北方の胡の者と南方の越の者とでも兄弟同様になれる意。志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。 |
| 05 | ウジャクの智 | 烏鵲 | 遠い先のことばかり心配して、すぐそばに危険が迫っていることに気がつかない愚かさのたとえ。 |
| 06 | エンドウは日陰でもはじける | 豌豆 | だれでも年頃になると、男女の情に目覚めるというたとえ。 また、事が成るにはそれなりの時間が必要で、その時がくれば自然に成るものだというたとえ。 |
| 07 | レイガクケイセイその極は一なり | 礼楽刑政 | 礼節も音楽も刑罰も政治も、その目的とするところは秩序ある社会を作るという一事である。 |
| 08 | 泥鰌汁にキンツバ | 金鍔 | 取り合わせの悪いものの代表。 |
| 09 | ユウチュウに日を窺う | 牖中 | 窓から太陽を覗き見る。 転じて、視野の狭いたとえ。 |
| 10 | イツを以て労を待つ | 逸・佚 | 自軍は本拠地で静養に努め、遠くから疲れてやってくる敵を待って闘うこと。 |
