漢字検定１級過去問 平成7年度【第2回】 四字熟語

01	しゅんあ しゅうせん	秋蝉	全く意味がなく、ただうるさいだけの言論のこと。 春の蛙や秋の蝉のようにやかましいという意味から。
	春蛙（ ？ ）
02	がんぶつ そうし	喪志	必要の無いものに夢中になって、大切なことをなおざりにすること。 「喪志」は本来の目的を忘れること。
	玩物（ ？ ）
03	ぼうう せんきゅう	剪韭	来訪した友人を手厚くもてなすこと。 来訪した客をもてなくために雨の中外に出て、にらを摘み食事をごちそうした故事から。
	冒雨（ ？ ）
04	ちんぎょ らくがん	落雁	他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥らって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。
	沈魚（ ？ ）
05	かいろ こうり	薤露	人の一生は儚いということのたとえ。 または、死者を葬り、見送るための歌。 「薤露」は韮に降りた朝露との意味。 「蒿里」は中国にある死者の魂が集まるとされる山の名前。
	（ ？ ）蒿里
06	しょうふう ろうげつ	嘯風	自然の景色を愛でて、風流を好んで楽しむこと。 「嘯風」は風に合わせて歌を歌うこと。 「弄月」は月を見て褒め称えること。
	（ ？ ）弄月
07	となん ほうよく	鵬翼	大事業や海外進出などの大きな計画を立てること。 大きな目標を立てて、その目標を達成しようとすることをいう。
	図南（ ？ ）
08	らくえい ひんぷん	繽紛	花びらが散り、乱れ舞う様子。 「落英」は散り落ちる花びらのこと。 「繽紛」は乱れ散ること。
	落英（ ？ ）
09	きよ ほうへん	褒貶	ほめることとけなすこと。 または、ほめる人もいればけなす人もいるという意味から、世間の評判のこと。
	毀誉（ ？ ）
10	ぼうこ ひょうが	馮河	一時の熱意にまかせて、後先考えずに無謀な行いをすること。 「暴虎」は虎を素手で殴ること。 「馮河」は大河を歩いて渡るという意味。
	暴虎（ ？ ）