01 | きんおう むけつ | 金甌 | 何一つ欠けていることがない、完璧なこと。 または、一度も侵略されたことがない国のたとえ。 「金甌」は黄金で出来た瓶のことで、国や天子のたとえ。 全く欠けていない黄金の瓶ということから。 |
( ? )無欠 | |||
02 | ちょうふう ろうげつ | 嘲風 | 即興で風や月を題材にした詩歌を作ること。 または、内容のない詩文のこと。 「嘲」と「哢」はどちらも遊び楽しむこと。 遊びで詩文を作るという意味から。 |
( ? )哢月 | |||
03 | なんこう ほくちょう | 南洽 | 天子の徳や威光、恩恵などが国中に広く行き渡ること。 「洽」と「暢」はどちらも広く行き渡るという意味。 |
( ? )北暢 | |||
04 | おんせい ていせい | 温凊 | 親孝行をすること。冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるように気を配り、夜には寝具を整え、朝にはご機嫌をうかがうこと。子が親に仕えて尽くすべき心がけを説いたもの。「凊」はすずしい意。 |
( ? )定省 | |||
05 | せきへき ひほう | 尺璧 | 時間は非常に大切なものであるということのたとえ。 「尺璧」は直径が一尺ほどある宝石。 一尺の直径がある宝石も時間に比べると大した宝物ではないという意味から。 |
( ? )非宝 | |||
06 | ろうき ふくれき | 伏櫪 | 老いても昔と同じように大志を抱き続けること。 「老驥」は老いた駿馬のこと。 「櫪」はくぬぎの木。床下の横木に使うことから馬屋のこと。 三国志の曹操の詩の一節で、若い頃に千里を駆けた駿馬が老いて馬屋に伏していても、千里を駆ける志を捨てないということから。 |
老驥( ? ) | |||
07 | てんぽ かんなん | 艱難 | 天運に恵まれないために非常に苦労すること。 または、天の運行が停滞すること。 「天歩」は天の運行。または、国家の運命のこと。 「艱難」は災難や苦労という意味 |
天歩( ? ) | |||
08 | かいし しんろう | 蜃楼 | 気象現象の蜃気楼のこと。 または、非現実的な考えや根拠のない理論のたとえ。 |
海市( ? ) | |||
09 | かっか そうよう | 掻痒 掻癢 |
望みどおりにならないことに苛立ちを覚えること。 または、物事の重要な部分に触れることができずに、もどかしいこと。履いている靴の上から、足のかゆいところをかくという意味から。 |
隔靴( ? ) | |||
10 | かくりつ きちょ | 企佇 | 心の底から待ち望むこと。 「企」は足のかかとを上げて、つま先で立つこと。 「佇」は待ち望むこと。 鶴が首を伸ばしてつま先で立つ姿を、人や物を待ち望んでいる様子にたとえたもの。 「鶴企」と略して使うこともある言葉。 |
鶴立( ? ) |