01 | どうだ けいきょく | 銅駝 | 国が滅ぼされることを嘆くことのたとえ。 中国、晋の索靖は、国が乱れることを予知し、「宮門に飾ったラクダの像も、やがて荒れ果てたいばらの中に埋もれるだろう」と嘆いたという故事から。 |
( ? )荊棘 | |||
02 | しっぷう もくう | 櫛風 | 様々な苦労をすることのたとえ。 「櫛風」は、風が髪がくしけずること。 「沐雨」は、雨が体を洗うこと。 雨や風にさらされながら苦労して働くという意味から。 |
( ? )沐雨 | |||
03 | えんぶ しゅうぶん | 偃武 | 世が平和で穏やかなこと。 「偃武」は戦を止めて武具を片付けること。 「修文」は学問を修めること。 |
( ? )修文 | |||
04 | しりん きょうだん | 緇林 | 学問を教える場所、講堂のこと。 「緇林」は木々が生い茂っていて暗い林。 「杏壇」は杏の木の下にある小高い土の上の壇。 孔子は、木々の生い茂った薄暗い林で遊んで、杏の木の下の壇で休んだという故事から。 |
( ? )杏壇 | |||
05 | かそう さいり | 禍棗 | 価値のない無駄な書籍を出版することを批判する言葉。 なつめやなしにとって、無駄な書籍のために切られるのは災難だという意味から。 |
( ? )災梨 | |||
06 | たんせき らてい | 裸裎 | 衣服を脱ぎはだかになること。転じて、はなはだ無礼な振る舞いのこと。 「袒裼」は肌脱ぎになる意。 「裸裎」は身をあらわにする、はだかになる意。 |
袒裼( ? ) | |||
07 | はつぼく りんり | 淋漓 | 筆に墨をたくさん含ませて、勢いよく雲や煙などの風情のある様子を描くこと。 「溌墨」は水墨山水画の技法の一つで、墨の濃淡の変化を使い、明暗を表現したり、墨をはね散らしたりして表現する画風。 「淋漓」は勢いがあふれ出ている様子。 |
潑墨( ? ) | |||
08 | いこ ふよく | 傅翼 | もとから強い力を持っているものが、さらに力をつけること。 「傅翼」は翼をつけることで、もとから強い虎に翼をつけて飛べるようにするという意味。 |
為虎( ? ) | |||
09 | とき こつらく | 鶻落 | 書画や文章に勢いがあることのたとえ。 「鶻」は鳥のはやぶさのこと。 |
兎起( ? ) | |||
10 | だんかく ぞくふ | 続鳧 | 理由もなく、どうなるかも考えずに自然に手を加えて害すること。 無闇に自然に手を加えるべきではないという戒め。 「鳧」は鳥の鴨のこと。 足の長い鶴の足を切って、足の短い鴨に継ぎ足して長くしても意味はないということから。 |
断鶴( ? ) |