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漢字検定1級過去問 平成21年度【第3回】 四字熟語

01 ようりん けいじゅ 瑶林 人の品性が清らかで気高く、普通の人よりも優れていることのたとえ。
「瑶」と「瓊」はどちらも宝石のことで、宝石のように美しい林と樹のこと。
( ? )瓊樹
02 せんしゃく ていしょう 浅酌 酒を軽く飲んで歌や詩を小声で口ずさむこと。
「浅酌」は少量の酒をたしなむ程度に軽く飲むこと。
「低唱」は歌を小さく低い声で歌うこと。
( ? )低唱
03 けいちょう ふはく 軽佻
軽窕
言動に思慮が足りず、気持ちが浮ついている様子。
または、信念がなく、言動が軽率で周りに流されやすいこと。「軽佻」はよく考えずに発言したり行動したりすること。「浮薄」は気持ちに落ち着きがないこと。
( ? )浮薄
04 りゅうじょう こし 竜驤 活気に溢れていて、勢いのある様子を世の中に示して威圧すること。
竜は空に躍り上がり、虎は獲物を睨むという意味から。
( ? )虎視
05 きんこん いちばん 緊褌 気持ちを引き締めて、油断せずに物事に向かうこと。
「緊褌」はふんどしを引き締めること。
「一番」は重要な場面のこと。
難しいことや大勝負の前の心構えをいう言葉。
( ? )一番
06 ごうほう らいらく 磊落 心が広く大らかで、些細なことは気にしないこと。または、そのような様子。
「豪放」と「磊落」はどちらも心が広く、小さなことにこだわらないという意味。
豪放( ? )
07 とうり せいけい 成蹊 徳がある人物には、その人を慕って自然と人が集まるということ。「蹊」は狭い道、小道。
桃やすももの花は美しく、実はおいしいために自然と人が集まり、道が出来るということから。
桃李( ? )
08 はちめん ろっぴ 六臂 一人で何人分もの働きをして素晴らしい結果を出すこと。
または、様々な分野で素晴らしい結果を出すこと。
「八面」は八つの顔。「六臂」は六つの腕。
三つの顔と六つの腕を持つ密教の阿修羅像から「三面六臂」という言葉が生まれ、そこからありとあらゆる方向という意味の「八面」に変化したもの。
八面( ? )
09 かれん ちゅうきゅう 誅求 税金や年貢を手加減せずに、厳しく取り立てること。
「苛斂」と「誅求」はどちらも厳しく責めて取り立てるという意味。
苛斂( ? )
10 しゃとう ねんき 燃萁
然萁
兄弟の仲が悪く、争いあうことの喩え。
「煮豆」は豆を煮ることで、「燃萁」は豆殻を燃やすこと。中国三国時代。魏の曹丕そうひ、曹植そうしょくの兄弟はともに詩才に恵まれていた。
父である曹操の死後、即位して文帝となった兄の曹丕は、弟の曹植の才能を妬んで迫害し、あるとき曹植に「七歩歩く間に詩を作れ。できなければ殺す」と言った。
これを聞いた曹植は、「私は豆で、あなたは萁。豆と萁は同じ根から生まれたのに、萁は火となって釜の中の豆を煮て苦しめる。兄弟なのにどうして苦しめるのですか」という詩を作った。
これにより曹丕は自分の行いを深く恥じたという。
煮豆( ? )

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成21年度【第2回】 四字熟語

01 なんえん ほくてつ 南轅 意志と行動が矛盾していることのたとえ。
「轅」は前進する方向に向けられるかじ棒のこと。
「轍」は車輪の跡のこと。
かじ棒は南を向いているにもかかわらず、車輪の跡は北向きに付いているという意味から。
( ? )北轍
02 しんいん ひょうびょう 神韻 芸術作品にある、表現できないほどのすぐれた趣のこと。
「神韻」は神業のようなすぐれた趣のこと。
「縹渺」はかすかではっきりとしない様子。
( ? )縹渺
03 はつらん はんせい 撥乱 乱世を治めて世の中を平和な世界にすること。
「撥乱」は乱世を治めること。
「反正」は乱世になる前の平和な世に戻すこと。
( ? )反正
04 ちょうこう すいかい 懲羹 一度失敗したことに嫌になり、不必要なまでに注意すること。「羹」は熱い汁物。
「膾」は生肉を酢につけたあえもの。
熱い汁で火傷をしたことに懲りて、冷たい料理にも息を吹きかけて冷ますという意味から。
( ? )吹膾
05 しま おくそく 揣摩 根拠もなしに、あれやこれやといい加減な推測をすること。
「揣摩」は推測すること。
「臆測」はでたらめな推測のこと。
( ? )臆測
06 すいほ まんさん 蹣跚 酒に酔って足元が定まらずにふらつくこと。
「酔歩」は酒に酔って歩くときの足取り。
「蹣跚」はふらつきながら歩くこと。
酔歩( ? )
07 ごうか けんらん 絢爛 目がくらむほど美しく、贅沢で煌びやかな様子。
「豪華」は華やかで贅沢、「絢爛」は目がくらむほど美しいという意味。
豪華( ? )
08 ぞくれい かつう 括羽 現状に満足せず、学識に磨きをかけて、さらにすぐれた人材になること。「鏃礪」は矢の先にやじりをつけて、それを研いで鋭くすること。「括」は弦を受ける矢の部分、矢筈。「羽」は矢羽。
竹にやじりや矢筈、矢羽をつけて矢を作るという意味から。
鏃礪( ? )
09 すいきん せんぎょく 饌玉 とてもぜいたくなごちそうのこと。または、心のこもったもてなしに感謝していう言葉。
金を炊いて、宝玉を膳に並べるという意味。
炊金( ? )
10 けんこん いってき 一擲 自身の運命を賭けて、運まかせの大博打をすること。
「乾坤」は天と地のこと。
「一擲」は賽子(サイコロ)を一回振ること。
天地の命運を賭けて、賽子を一回振るという意味から。
乾坤( ? )

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成21年度【第1回】 四字熟語

01 しい そさん 尸位 高い地位をもっているだけの無駄飯食い。
職務を果たしていないのに無駄に高い給料を得ていることのたとえ。
「尸位」は才能も人徳もないのに高い地位についていること。
「素餐」は何もせずに食べるばかりであること。
( ? )素餐
02 やろう じだい 夜郎 自分の力量も知らずに、偉そうに振舞うこと。
夜郎」は中国、漢代にあった国の名前。
夜郎国の王が漢の大きさを知らずに、漢国の使者に自分の国の大きさを自慢して、夜郎国と漢国のどちらが大きいか尋ねた故事から。
( ? )自大
03 あいまい もこ 曖昧 本質や実態がぼんやりとしていてはっきりとわからないこと。
「曖昧」と「模糊」はどちらもはっきりしない、不明瞭という意味。
( ? )模糊
04 らんさい ぎょくせつ 蘭摧 美しい女性や賢い人の死をたとえた言葉。
蘭の花が散り、玉が砕けるという意味。
( ? )玉折
05 ざいじ きゅうえん 在邇 人としての正しい道は身近なところに求めるべきなのに、人は遠いところにあるものを求めようとするということ。親や年長者など相応に敬うなど身近なことから始めれば、結局天下はうまく治まるという孟子の言葉。
( ? )求遠
06 おうこう かっぽ 闊歩 威張って自分勝手に歩き回ること。または、自分勝手に振舞うこと。主に悪人の振舞いのことを言う。
「横行」は身勝手に振舞うこと。
「闊歩」は堂々と偉そうに歩き回ること。
横行( ? )
07 おうあ ちょうたつ 嘲哳 洗練されていない、調子の狂った乱雑な音のこと。
また、小さな子どもたちが、やかましく騒ぎ立てている声のこと。
嘔啞( ? )
08 そうまん れいご 囹圄
囹圉
平和に治まっていて、よい政治が行われ、犯罪がないことのたとえ。「草満」は草が生い茂ること。「囹圄」は牢屋のこと。犯罪を犯す人がいないために、牢屋が使われることなく、牢屋に草が生い茂るという意味から。
草満( ? )
09 そうでん そうかい 滄海 世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。
「桑田」は桑畑のこと。「滄海」は大海のこと。
桑畑だった所が大海になるような変化が起こるとの意から。
桑田( ? )
10 ひつりょく こうてい 扛鼎 勢いがあって力強い文章のこと。「筆力」は文章の勢いや筆遣い。「扛鼎」は食べ物を煮るために使う青銅の器を持ち上げること。青銅で出来た重い器を持ち上げるほど、筆力が強いという意味から。
筆力( ? )

 

 

 

【youtube】 漢字検定準2級 音読問題 005

 

01 滋味 じみ

①栄養があって味のいいこと。

②豊かで深い精神的な味わい。

02 自粛 じしゅく 自らすすんで行動や態度を慎むこと。
03 露呈 ろてい 隠れていた事柄が表面に現れ出ること。また、さらけ出すこと。
04 酌量 しゃくりょう 事情をくみ取って、処置・処罰などに手ごころを加えること。
05 苦渋 くじゅう

①にがくてしぶいこと。

②苦しみ悩むこと。また、そのさま。

06 惜敗 せきはい 試合や競技において、僅差で負けること。
07 怠慢 たいまん 当然しなければならないことをしないこと。
08 更迭 こうてつ ある地位・役目にある人を他の人と代えること。
09 琴線 きんせん

①琴の糸。

②心の奥深くにある、物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸にたとえたもの。

10 寡婦 かふ 夫と死別又は離別し、再婚していない女性。

漢字検定1級過去問 平成20年度【第3回】 四字熟語

01 かいろう どうけつ 偕老 夫婦の仲がいつまでも良好であること。
「偕老」は夫婦が一緒に年老いていくこと。
「同穴」は同じ墓に入ること。
( ? )同穴
02 りゅうじょう こはく 竜攘 力量が互角の者同士が激しい戦いを繰り広げること。
「攘」は払うこと。「搏」は殴ること。
竜が払い、虎が殴るということで、竜と虎が激しい戦いをするという意味から。
( ? )虎搏
03 じょうそく ふじ 躡足 注意するときに、その人を傷つけないように、周りの人に気づかれないような配慮をすることが大切であるということ。「躡足」は足を踏むこと。
「附耳」は耳に口をつけて密かに言うこと。
( ? )附耳
04 どうしょう てっぺき 銅牆 守りが非常に堅いことのたとえ。
または、絶対に壊すことができないもののたとえ。
「牆」は垣根のことで、銅の垣根と鉄の壁という意味から。
( ? )鉄壁
05 さいろう とうろ 豺狼 悪意を持つ人が国の重要な地位についていることのたとえ。または、そのような権力を持つものが、権力を使って人の道を外れた行いをすること。
「豺狼」は山犬と狼、「当路」は道をふさぐことで、山犬や狼が道に居座っていて行く手をさえぎられているという意味から。
( ? )当路
06 ふうこう めいび 明媚 自然の景色が澄んでいて美しいこと。
「風光」は景色や眺め。「明媚」は景色が美しく澄んでいる様子。
風光( ? )
07 さいせき こうかん 浩瀚 たくさんの書物があることのたとえ。
「載籍」は物事の内容や様子を記した書籍という意味から、書物のこと。
浩瀚」は巻数が多いという意味。
載籍( ? )
08 へいば こうそう 倥偬 軍人の生活のことをいい、戦争をして日々をせわしなく送ること。
「兵馬」は武器と馬という意味から戦争のこと。
「倥偬」は忙しいという意味。
兵馬( ? )
09 ささい さいじ 細膩 情や心遣いが隅々まで行き届いていること。
「瑣砕」は細かく砕くということから、心を細かく砕くという意味。
「細膩」はきめ細かくなめらかなこと。または、丁寧で行き届いていること。
瑣砕( ? )
10 けんけん ふくよう 服膺 人から教わった事や言葉などを決して忘れることなく、常に心に留めて大切にすること。
「拳拳」は丁寧に両手で捧げるように持つこと。
「服膺」は胸に付けるということから、心に留めるという意味。
拳拳( ? )

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成20年度【第2回】 四字熟語

01 じくろ せんり 舳艫 船の船尾に次の船の船首がくっつくような間隔で、どこまでも連なっていること。
または、そのように船団が進む様子。
「舳」は船首、「艫」は船尾、「千里」は距離が非常に長いこと。
( ? )千里
02 きし せんめい 旗幟 自分の主義や持論、立場がはっきりとしていること。
「旗幟」は旗とのぼりという意味から、主義や持論などのたとえ。
「鮮明」ははっきりと区別できること。
( ? )鮮明
03 ひじ ちょうもく 飛耳 すぐれた情報収集能力があり、深い観察力と鋭い判断力を備えていること。
「飛耳」は遠くの音までよく聞くことができる耳のこと。
「長目」は遠くまで見通せる目のこと。
( ? )長目
04 しんれい せんけい 深厲 その場の状況に応じて、適切な処理をすること。「厲」は高く上げる、「掲」は着物のすそをからげる意。川が深ければ着物のすそを高くたくし上げ、浅ければすそをからげて渡るということから。
( ? )浅掲
05 せっさ たくま 切磋
切瑳
学問、精神、人格などを努力して磨き上げること。
または、同じ目標を持つ友人同士が競い、励まし合って互いに向上していくこと。「切磋」と「琢磨」はどちらも学問や精神、人格などを向上させるという意味。
( ? )琢磨
06 いんじゅん こうしょ 苟且 昔からある習慣や方法に必要以上にこだわって改めることをせずに、その場その場でやり過ごすこと。
または、なかなか決断することができない曖昧な態度のこと。
「因循」は昔から続くやり方を変えずにこだわり続けること。
「苟且」は原因を解決せずに、その場だけ取り繕うこと。
因循( ? )
07 しちしょう しちきん 七擒 敵を捕らえたり逃がしたりを繰り返して、力を見せ付けて屈服させて味方にすること。
「縦」は放つこと、「擒」は捕まえること。
蜀の諸葛亮が、南蛮王孟獲を七回捕らえては逃がすを繰り返しつつ南部を平定して行き、孟獲も最後には二度と反乱を起こさないと誓ったという故事から。
七縦( ? )
08 ゆうおう まいしん 邁進 ひるまず、ためらわず、ひたすら目標や目的を目指して真っ直ぐ進むこと。
「勇往」は意気込んで前に進むこと。
「邁進」は気後れすることなく進むこと。
勇往( ? )
09 ぼうこ ひょうが 馮河
憑河
一時の熱意にまかせて、後先考えずに無謀な行いをすること。
「暴虎」は虎を素手で殴ること。
「馮河」は大河を歩いて渡るという意味。
暴虎( ? )
10 そうよう きび 驥尾 普通の人でも賢者の指示に従って行動すれば、功績をあげることが出来るということ。
「蒼蠅」は青ばえ。
「驥」は駿馬のことで、一日で千里もの距離を走ることが出来るとされるすぐれた馬のこと。
駿馬の尾に止まれば、青ばえも千里を移動することが出来るという意味から。
蒼蠅( ? )

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成20年度【第1回】 四字熟語

01 かれん ちゅうきゅう 誅求 税金や年貢を手加減せずに、厳しく取り立てること。
「苛斂」と「誅求」はどちらも厳しく責めて取り立てるという意味。
苛斂( ? )
02 しょうふう ろうげつ 嘯風 自然の景色を愛でて、風流を好んで楽しむこと。
「嘯風」は風に合わせて歌を歌うこと。
「弄月」は月を見て褒め称えること。
( ? )弄月
03 まこ そうよう 麻姑 物事が思い通りにうまくいくこと。
または、細かい要望に対して満足する結果で応えることができること。
( ? )掻痒
04 へいしょく やゆう 秉燭 人生は短いので、夜遅くまで遊んで楽しもうという意味。
「秉燭」は手に灯りを持つこと。
( ? )夜遊
05 せいせつ ふしょく 井渫 すぐれた才能をもつ人物が登用されずにいることのたとえ。
「井渫」の「渫」は水の底にあるごみを取り除くという意味から、「井渫」はきれいな井戸水のこと。
不食」は飲むためには用いないこと。
ごみなどのないきれいな井戸水があるのに、飲むための水として用いないという意味から。
( ? )不食
06 ちょうりょう ばっこ 跋扈 特に悪人などの世間から疎まれるような人たちが好き勝手に振舞い、横暴な態度をとること。
「跳梁」は跳ね回ること。
跳梁( ? )
07 えんけい きょしょう 挙踵 強く待ち焦がれること。
または、すぐれた才能を持つ人物が現れるのを心待ちにすること。
延頸( ? )
08 はんぶん じょくれい 縟礼 形式や規則、礼儀、手続きが複雑で面倒くさいこと。
「縟礼」は複雑で分かりづらい礼儀や作法のこと。
繁文( ? )
09 ぞうじ てんぱい 顛沛 忙しくて慌ただしい時。または、ごく短い時間のこと。
「造次」は慌ただしい時。とっさの場合。
「顛沛」はつまずいて転ぶことから、ごく短い時間のたとえ。
造次( ? )
10 ちょうちゅう てんこく 篆刻 詩文を作るときに、細かい部分の技巧を必要以上にこだわること。
または、細かい部分の技巧にこだわって飾っただけの内容のない詩文のこと。「彫」と「刻」はどちらも刻み込むという意味。「彫虫」は虫に文字を刻み込むこと。または、一説には非常に複雑な書体の虫書のこと。「篆」は漢字の書体の一つで、非常に複雑な書体。「篆刻」は木などに篆書の文字を刻み込むこと。
非常に複雑な書体で書いただけの文章という意味から。
彫虫( ? )

 

 

 


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