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漢字検定1級過去問 2023年度【第3回】 音読み

01 春日遅遅として卉木萋萋(せいせい)たり きぼく
草と木。草木。
02 浅深粧い駮落たり、高下火参差たり はくらく
白居易の詩「玩半开花赠皇甫郎中」より。
浅深妆驳落,高下火参差とある。意味は不明。
03 田の高下磽腴宜しき所に随いて雑植す こうゆ
やせ地と肥沃の地 
04 消化管の壅塞所謂膈噎の病を患う かくいつ
「膈」は食物が胸につかえて吐く病気。「噎」は食物が喉(のど)につかえて吐く病気。
胃癌または、食道癌の類という。
05 不始末を為出来し散散に打擲された ちょうちゃく
打ちたたくこと。なぐること。
06 千鎰の価で引き取られた せんいつ
万金。
「鎰」は古代、中国の重さの単位。約九〇〇グラム。二四両。また、二〇両ともいう。
07 草臥れた繭紬の羽織を引っ掛けている けんちゅう
経緯(たてよこ)柞蚕糸(さくさんし)を用いて織った織物。淡褐色を帯びて節がある。
中国山東省で多く産出。
08 子貢、師の言を聞きて吁然たり くぜん
驚きなげくさま。
09 朏朏として且に旦ならんとす ひひ
「朏」は明け方の明るさの意。
10 詆訐の民有りと雖も依る所無し ていけつ
欠点をあばいて、とことんまでつきつめる。「訐」は、面とむかってせめる。
そしる。人のことをばかにする。
11 君に勧む金屈巵、満酌辞するを須いず きんくっし
曲がったとってのついた、黄金のさかずき。
12 家皆亡滅して衆庶の中に汨没 こつぼつ
しずみかくれること。
世に現れなくなること。落ちぶれること。
13 何れの時か杯を傾け壺罌を竭くさん こおう
つぼとかめ。
14 珥貂の顕官中一際権勢を揮った じちょう
身分の高い地位。
漢代、侍中・中常侍などの高官は冠を貂の尾で飾り、せみの羽や黄金の耳だまをさしはさんだことから。
15 霊牀上の屏風、出して之を暴曬 ばくさい
日に当てる、天日干し。
「曝曬」と同じ。
16 生死は人の常、何ぞ怕怯するを須いん はきょう
怯れる。
17 世に毋望の福有り、また毋望の禍有り むぼう
毋望の福・・・思いがけない幸福。
毋望の禍・・・思いがけないわざわい。
18 委虒虎に似て角有り、能く水中を行く いし
トラに似た、角のある想像上の獣の名。
19 言唯唯として笑い哇哇たり ああ・わわ
①カラスの鳴き声。かあかあ。
②子供の泣き声。わあわあ。
20 痴児呉歌を踏み婭姹(あた)譌音を足す かいん
なまった音声。
「姹」・・・おとめ。うつくしい女性。

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第1回】 訓読み

16 警報を聞いてしく逃げ出した あわただ
17 発酵した醤油を漉す もろみ
18 哺乳類にもをもつものがある みずかき
19 庭の池に翡翠が舞い降りた かわせみ
20 強弓はを貫き通した しころ
21 三か所の戸を閉じれば一つのになる とりで
22 火炬を持ちて
23 く正士を求めよ ことごと
24 自ら作せるいは活くべからず わざわ
25 雪花 零落することのごとし わた
26 我が心に匪ず、以てはかるべからず かがみ
27 義を為すはりを避け誉れに就くにあらず そし
28 事を論うにうときは、則ち事理自ら通う かな
29 人格任有り、ることみだされざるべし つかさど
30 玄鳥ありて卵を ふく

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第1回】 音読み

01 町の人々から慫慂されて会長になる しょうよう
かたわらから誘いすすめること。
02 擣衣の詩五首を詠む とうい
砧(きぬた)で衣をうつこと。
03 荒涼たる朔塞の防備につく さくさい
朔北のとりで。
04 旧弊が新たな発想の桎梏となる しっこく
①足かせと手かせ。また、手足にかせをはめること。
②厳しく自由を束縛するもの。
05 傀儡政権は間もなく転覆した かいらい
①あやつり人形。くぐつ。でく。
②転じて、人の手先になってその意のままに動く者。
06 愚臣、不諱の朝に処る ふき
①諱(い)み憚らずに言うこと。直言。
②避けることのできないこと、すなわち、死。
07 薤上の露 何ぞかわきやすき かいじょう
大韮。にらの葉の上。
08 毒水に獰鱗多し どうりん
猛々しいけだもの。
09 天下乂安、万里を行くも兵刃を持たず がいあん
世の中がよく治まって安らかなこと。治安。
10 十二月己巳、東都に至る きし
十干と十二支とを組み合わせた第六番目。つちのとみ。
11 友愛の情 篇章の外に藹然たり あいぜん
①雲や草木の盛んなさま。
②おだやかなさま。なごやかなさま。
12 墨子守圉余り有り しゅぎょ
守りふせぐ。
13 夢に胡蝶と為る、栩栩然として胡蝶なり くくぜん
①喜ぶさま。
②ふわふわするさま。飛ぶ羽のように自由で愉快なさま。
14 尽忠匡翼し、終に能く輯穆 しゅうぼく
むつみあう。やわらぎ仲よくする。
15 兵燹、変故の厄あり へいせん
戦争のためにおこる火事。「燹」は、野火。
転じて、戦争。

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第2回】 訓読み

16 かに政権交代の気運が高まった にわ
17 鹿のの鞄を誂える なめしがわ
18 風が強いのでを下ろさせた しとみ
19 さかしまにわるるも吉なり やしな
20 志ある者は事に成る つい
21 或いは合いて隠れ、或るいはきて顕る そむ
22 我をしとして、もちいず いさぎよ
23 名は以て中人をますべし はげ
24 老子みしものは当時の社会なり はぐく
25 澄江 静かなることのごとし ねりぎぬ
26 哭声直上して雲霄を おか
27 其の中をおおいにし、其の外をにす ほしいまま
28 君臣相顧みて尽く衣を うるお
29 夫子立ちて天下治まるに我なお つかさど
30 白頭にしてまた辺境を まも

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第2回】 音読み

01 紡績業では蚕繭が重要な位置を占めた さんけん
蚕がつくる繭。
また、蚕と繭。
02 皇太子は践祚して皇位を継承した せんそ
皇嗣天皇の位を承け継ぐこと。先帝の死去あるいは譲位の直後に行われる。
「践」はふむ意、「祚」は「阼」で、主人が堂に登る東側の階段、ひいて天子の位の意。
03 本葬にあたる斂葬の儀が行われる れんそう
しかばねをうずめほうむること。
04 忠臣達は袂接し肩摩して蝟集した べいせつ
袂接肩摩。人の多いことをいう。
05 鑰匣に入れる

やくこう

やっこう

かぎ箱。
06 不用意な発言が釁端を啓く結果となった きんたん
不和のいとぐち。争いの始まり。
「釁」はすきまの意。
07 孤犢 乳に触れ、驕子 母を罵る ことく
父親のいない子どものたとえ。
「犢」は子牛。
08 臥木はを成し易し
きくいむし。木材・樹木のしんを食い破る。
また、衣服や本を食い破る虫。
09 至治の馨香、神明に感ず けいこう
よい香り。けいきょう。
10 良賈は深く蔵して虚なるが若し りょうこ
よい商人。よい商人は品物を奥深く隠して、店頭には飾っておかない。
賢者が学徳を隠して、てらわないことのたとえ。
11 楼閣玲瓏として五雲起こる れいろう
①宝玉や金属がふれあって鳴るさわやかな音の形容。
②宝玉のように冷たくさえて輝くさま。
12 大いに逕庭有りて、人情に近からず けいてい
二つのものが大きくかけはなれていること。非常な違い。へだたり。懸隔。
「径」「逕」は狭い路、「庭」は広場。
13 王たるや茆茨翦らず ぼうし
ちがやといばら。
それでふいた粗末な屋根や粗末な家。
14 悲惨なる光景、千里に連亙 れんこう
つらなりわたること。長くつづくこと。
15 このごろ譖毀すること多し しんき
悪口をいう。そしる。

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第3回】 訓読み

16 茜色の空に鳥が群舞する あかねいろ
17 櫺窓の下に花の鉢を並べる れんじまど
18 の音が響く山村を訪れた おさ
19 が枯れ枝で鋭く鳴いた もず
20 たくみな用兵により隣国を破った しばしば
21 梵鐘のを造る いがた
22 好事家が逸品をり見ている むさぼ
23 ぶは帝の心に在り えら
24 山海その左をえたり おさ
25 中国にんで四夷を撫せんと欲するなり のぞ
26 を横たえて詩を賦す ほこ
27 を帷幄の中に運らす はかりごと
28 竜鱗にじ鳳翼に附す
29 大姦の去ることの斯にぬくるがごとし けづめ
30 甲を巻き旗を つつ

 

 

 

漢字検定1級過去問 平成12(2000)年度【第3回】 音読み

01 愧赧の念を忘れ久闊を叙した きたん
恥じて顔を赤くすること。赤面。
02 麋鹿の肉を塩漬けにする びろく
となかいと、しか。
世の中の俗事に心を煩わされず、自分の思うとおりに静かな生活を送ることにたとえる。
03 古い破風造りの家並が美しい はふ
日本建築で、屋根の切妻についている合掌形の装飾板。
また、それのついている所。
04 目は炯炯と輝いている けいけい
目などが鋭く光るさま。
05 ガラスの器皿を陳列する きべい
食べ物を盛るうつわ。食器類。
06 髫齔の皇帝を擁立する ちょうしん
ぬけかわりかけている乳歯。7、8歳の年ごろのこと。
また、その頃の子ども。
07 功績をもとに部下を公平に黜陟した ちゅっちょく
功の有無により、官位を上げ下げすること。
08 古代文明の遺産の数々が目睫の間に在る もくしょう
①目とまつげ。
②転じて、極めて接近している所。目前。
09 花下、一禾を生ず いっか
「禾」はあわ、いね。
または穀物の総称。
10 儁傑にして議論今古に証拠す しゅんけつ
衆人よりすぐれた人物。
11 玉兔の虧盈するにより暦定まる きえい
欠けることと満ちること。満ち欠け。
12 孔子黔突なく、墨子に煖席なし けんとつ
黒ずんだ煙突。
永く一所に滞在する意。
13 なんじ 猷念をすてて以て相従い、各々中をなんじの心にあつめよ ゆうねん
考えたくらむ。おもいめぐらす。
14 出游して田野桑柘の間を泛観す そうしゃ
やまぐわ。
15 千官、鶩列して席につく ぼくれつ
あひるのようにならぶ。
朝廷の百官の列。

 

 

 


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