2021-07-16から1日間の記事一覧
01 文章は経国の大業にして不朽のセイジなり 盛事 文章は、国を治めるための重大な事業であり、永久に朽ちることのない盛大な仕事である。 02 明珠ロウボウに出ず 老蚌 平凡な親からすぐれた子が生まれるたとえ。 03 山の神にオコゼ 虎魚・鰧 山の神は「醜女…
01 クンシュ山門に入るを許さず 葷酒 強い香りの野菜と酒は禅僧の修行の心を乱すもとになるから、寺の境内に持ちこんではならぬことを戒めた言葉。 02 泥棒を捕らえて縄をナう 綯 事が起きてから慌てて準備を始めることのたとえ。 03 雪の果てはネハンまで …
01 魚を得てセンを忘る 筌 魚を得てしまうと、魚とりの道具である筌は不要になり忘れてしまうように、目的を達すると、それに役立ったものの功を忘れてしまうというたとえ。 02 オクビにも出さず 噯・噯気 噫・噫気 心の底に秘めていて、それらしいそぶりも…
01 立てばシャクヤク座れば牡丹歩く姿は百合の花 芍薬 美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。 02 セッカクの屈するは以て信びんことを求むるなり 尺蠖 大きく発展しようとするならば、時には忍耐して時機を待つことも必要である、と…
01 ジャコウも嗅げば脳に入る 麝香 貴重なものも用い方によっては害になるというたとえ。 02 疾風にケイソウを知る 勁草 困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ。 03 天下にキキ多…
01 ツネるも親の慈悲 抓 親が子供をつねるのも、子供への愛情があるからこそという意味。 02 カショの国に遊ぶ 華胥 中国古代の伝説の王、黄帝が、夢の中で華胥の国に遊んだという故事から、吉夢または夢のこと。 03 禿筆をカする 呵 穂先の擦り切れた筆に息…
01 ヤスリと薬の飲み違い 鑢 一見すると似ているが、実際はまったく異なることのたとえ。 02 煤掃きのコメビツ 米櫃 隅におけない、というしゃれ。 ふだん隅におかれている米びつも、 すす掃きのときには、引きだして掃除することから言う。 03 命を知ものは…
01 リリョウ頷下の珠 驪竜 黒色の竜のあごの下にある珠。危険を冒さなくては手に入れることのできない貴重なもののたとえ。 02 鍋蓋とスッポン 鍋蓋 比較するには違いすぎることのたとえ。 鍋の蓋も鼈も形が丸いという点は共通するが、 両者は全く異なったも…
01 カンバツに飢饉なし 旱(干)魃 日照りが続いて降雨の少ない年は、不作になりそうであるが、 農民が常に灌漑に気を配っている為、案外収穫が多いもので ある。不作はむしろ雨続きの年に多いようである。 02 人のゴボウで法事する 牛蒡 他人の物を利用して…
01 ロクロ首が雪花菜を食う 轆轤 のどに詰まりやすいおからを首の長い轆轤首が食う。 すぐ詰まることのたとえにいう。 02 ヒニクの嘆 髀(脾)肉 功名を立てたり手腕を発揮したりする機会のないのを嘆くこと。 03 兄弟、牆にセメげども外其のあなどりを禦ぐ …
01 コウリョウ一炊の夢 黄粱 人の世界での繁栄は儚いということのたとえ。 02 千丈の堤もロウギの穴を以て潰ゆ 螻蟻 ごく小さな欠陥や油断が、取り返しのつかない大きな損害や事故の原因になるという戒め。 03 切羽ハバキする 鎺 刀に手をかけて談判するとこ…
01 鳩に三枝の礼あり、烏にハンポの孝あり 反(返)哺 親に対して礼儀と孝行を尽くすこと。 ハトは親と同じ木に止まるときに三本下の枝にとまり、カラスは育ててくれた親の恩に報いるために、えさを運んで口移しにして老いた親に食べさせて養う。 02 法螺と…
01 ネイゲンは忠に似たり 佞言 へつらいの言葉は忠義の言葉と似ているので、注意して聞かなくてはいけない、の意。 02 テイヨウ籬に触れる 羝羊 見さかいなく突進して、うまくいかずに進退きわまることのたとえ。雄のヒツジがまがきに突っこんで、角が引っか…
01 ロウを得て蜀を望む 隴 一つの望みを遂げて、さらにその上を望むことのたとえ。 欲望には限りがないことのたとえ。 02 大旱のウンゲイを望むがごとし 雲霓 日照り続きに待ち望む、雨の前触れである雲や虹。 ひどく待ち焦がれている物事のたとえ。 03 藁に…
01 リンキ嫉妬も正直の心より起こる 悋気 やきもちをやいたり嫉妬をするのも、相手を心の底から思っているからであっていい加減な気持ちではないということ。 02 インカン遠からず、夏后の世に在り 殷鑑 いましめとなる手本は、古いものや遠くのものを捜さな…
01 チチュが網を張りて鳳凰を待つ 蜘蛛 力のないものが強大なものに立ち向かう。はかない抵抗のたとえ。とうてい太刀打ちできないことのたとえ。 02 耳にタコができる 胼胝 同じことをうんざりするほど何度も聞かされて参った、といった意味の表現。 03 ショ…